経営理念の浸透は簡単か?

最近では「経営理念」だけでなく、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)や「パーパス」という言葉を耳にする機会も増えました。企業にとって重要なこれらの指針ですが、社内に浸透させるのは決して簡単なことではありません。

■ 組織の成長とともに「理念」は薄れやすい

カリスマ的な創業者が健在なうちは、その背中を見ることで比較的理念は浸透しやすいものです。しかし、2代目、3代目へと代替わりしていく中で、創業者の想いをそのまま継承するのは至難の業です。また、組織が成長し従業員数が増えることでも、理念は徐々に希薄化していきます。

■ 節目は「理念」を見直すチャンス

そのため、社長交代や周年事業(創業50周年など)のタイミングで、改めて理念を見つめ直す機会を持つ企業が多く見られます。ただし、ここで注意したいのは「理念は作っただけでは、単なるお飾りになってしまう」ということです。理念を形骸化させないためには、以下の3つにしっかりと落とし込む必要があります。

  • 会社のあり方
  • 社員の行動規範
  • 人事評価基準

■ 成功の鍵は、社員を巻き込み「自分ごと」にすること

そして何より重要なのが、浸透へのプロセスです。 経営陣だけでトップダウンで進めるのではなく、現場の社員も巻き込んで「自分ごと」として捉えてもらう工夫が欠かせません。

このステップを飛ばしてしまうと、社員に「やらされ感」が生まれ、せっかくの理念が根付きません。理念浸透は一朝一夕にはいきませんが、全員で一緒に作り上げるプロセスこそが、最も効果的な浸透策と言えるのではないでしょうか。

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